東京大学医学部家庭教師研究会 東大医学部生、東大理3生が、成績の上がる勉強の方法を教えます

合格体験記11 (2019.5.22収録)

Y先生(東京大学理科III類合格、2023.6.15現在、家庭教師の生徒さんは、募集していません)

出身高校:桜蔭高等学校(中学受験経験)
塾:鉄緑会
大学:東京大学理科3類(現役合格)
併願校:慶應義塾大学医学部(合格)

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Y先生、東京大学理科III類合格体験記の文字起こし(誤字脱字等残っているかもしれません)

吉永:
今日はY先生をお迎えしております。Y先生、よろしくお願い致します。

Y先生:
よろしくお願い致します。

吉永:
Y先生は、いま東大理IIIの2年生。今日は、2019年の5月22日。現在で2年生と言うことは、2年生になりたて。

Y先生:
そうです。

吉永:
じゃあ、医学部の授業は始まっていない感じですか?

Y先生:
はい、始まってないです。

吉永:
いわゆる教養やっている感じ?

Y先生:
はい、教養学部。

吉永:
理IIと共同クラス。

Y先生:
あ、そうです。

吉永:
いまクラス何人くらいなんですか?

Y先生:
私のクラスは、ドイツ語のクラスで、ちょうど29人。

吉永:
29人。

Y先生:
はい。

吉永:
その内、理IIIが何人?

Y先生:
理IIIが6人です。

吉永:
6人。29人中、理III6人で、6人の男女比は、どれくらいなんですか今?

Y先生:
1対5です。

吉永:
1対5? あ、女ひとり?

Y先生:
私が一人です。

吉永:
あ、6人で1対5なんだ。女1人の男の子5人。まだ女性の方が少ないですか? 理IIIは。

Y先生:
理IIIは、私の学年は、100人中16人。

吉永:
じゃあ、一割くらいなんだ。まあ、大体それくらいの配分になりますね、なるほど。まず簡単に自己紹介してもらって良いですか?

Y先生:
桜蔭中学、桜蔭高校を卒業して、現役で去年、東京大学理科III類に合格しましたYです。

吉永:
終わりましたか?

Y先生:
はい。

吉永:
合格嬉しかった?

Y先生:
はい。

吉永:
合格体験記と言うことで、小さい時から聞いていくんですけれども、まず、一番小さい頃の記憶って何ですか? 産まれた時とか、お腹の中とか。

Y先生:
いや、覚えてないです。

吉永:
覚えている中で、一番小さいやつ。いつ頃から覚えています?

Y先生:
なんか色々混ざっちゃって、聞いたやつと。

吉永:
あそっか、じゃあ混ざっちゃっているので良いです。

Y先生:
私5歳から、1年半ぐらいイギリスに住んでいて、両親の仕事で。サウサンプトンと言うところに住んでいて、そこら辺の記憶はちょっと曖昧ぐらいです。

吉永:
なんとなく景色があるみたいな感じ?

Y先生:
そうですね。スクールの様子は何となく思い出せるのか、写真を見ているのか分らない。

吉永:
そこから前だと、あんまり覚えてない感じですか?

Y先生:
はい。

吉永:
あんまり小さい頃、覚えていない感じですね。

Y先生:
どんどん記憶が上書きされて。

吉永:
あんまり記憶しないタイプ? もうちょっとはっきり覚えているのは、いつ位からなんですか?

Y先生:
小学校は覚えています。小学校1年はちゃんと覚えています。

吉永:
小学校はどこ、日本ですか?

Y先生:
はい、日本です。

吉永:
それはもう、学校も分かるみたいな?

Y先生:
はい。

吉永:
じゃあ小学校より前は、本当にあったのか無いんだか、聞いた話しなのか写真を見たのか、なんかよく分らないなみたいな。

Y先生:
日本の幼稚園に行っていたときの記憶はあります。

吉永:
じゃあイギリスのことは、よく覚えていないですか?

Y先生:
はい。あまり詳しくは覚えていない。

吉永:
小さい頃に行ってたから、英語がよく出来るとか、そう言うのってあります?

Y先生:
いや、特に。帰ってきてから、そんなに何も英語の補強しなかったので。なんか比較的、発音が良さげな位で、別に、英語にアドバンテージはそんなにないです。

吉永:
行っているときには、普通にしゃべっていたんですか?

Y先生:
現地のスクールに通っていたので。

吉永:
最初からわかった? 英語。

Y先生:
どうなんでしょうね? 覚えていない。でも、たぶん小さいので、最初から現地にぶっこまれて、そのままどんどん覚えていったんだと思います。

吉永:
知らないところに、ぶっこまれたけれども、それですごいイヤだとか寂しくて泣いたとか、そう言うのないんですね?

Y先生:
はい。

吉永:
よく分らない感じなんだね。ぼんやりしてて。なんか行ってなんかあって、ちょっと発音少しいいかも知れないみたいな感じ?

Y先生:
そのぐらい、ですね。

吉永:
親とかからとか、情報聞かなかったら行っていたのを忘れちゃっていたかも知れないくらいですか? もしかしたら。

Y先生:
なんか写真とか、クリスマスカードとかが、沢山自分の部屋にあって、あとその時のノートとか教科書とかがあるんで、それを見れば断片的に思い出せるかな。

吉永:
そう言う感じなんですね。それが一番古い頃の記憶なんですね。その頃は、受験とか関係ないですか?

Y先生:
関係ないですね。でも、小学校1年生のときから、公文に通い始めて。

吉永:
それは自主的に? 親の勧めで?

Y先生:
お父さんの勧めで。

吉永:
科目は何ですか? 公文は。

Y先生:
最初は算数だけ。小学校の高学年くらいになってから、国語とたまに英語とか入れて、中学入ったタイミングで止めました。

吉永:
公文全体を止めた感じ?

Y先生:
はい。

吉永:
受験関係は、小学校のときは公文だけですか?

Y先生:
いや、小学校5年生くらいからSAPIXに。

吉永:
1年から4年生までは公文。公文どれくらいやっていたんですか?

Y先生:
算数は結構ちゃんとやっていて、小学校6年生の段階で高校範囲位まで。

吉永:
すごいね。高校範囲って公文は何をやるんですか? 微分とか?

Y先生:
虚数とか。

吉永:
虚数もやるんですね。僕は公文は2桁の足し算とか、そこら辺くらいまでなんで。

Y先生:
極めている人は凄い、小学生で大学範囲まで。

吉永:
大学範囲まであるんですか? 公文って。

Y先生:
凄い先まであります。修士まで。

吉永:
修士まであるんですか。足し算2桁までで止めてますからね。え、修士課程まであるんですか。極めている人は小学生でずーっとやっていったら、修士まで行っちゃう。それ、公文の教室の先生教えられるんですか? まあ、自学自習だから。

Y先生:
計算だけなんで、思考じゃない。

吉永:
分かる人は、勝手にやってっちゃうから良いのか。

Y先生:
そうです。

吉永:
先生が分らなくても。

Y先生:
答えだけ分れば、丸つけれる。

吉永:
丸つけマシーンみたいに。やってくれれば分かる人の場合には、分って進んでいくから。数学だから大丈夫なんですね。そんな先まであるとは、僕は全然知らなかった。じゃあ、三角関数の計算とかも? 加法定理とかも出てくるんですか?

Y先生:
たぶん。

吉永:
たぶん? それはやってない?

Y先生:
私は高校の途中だったので、自分が覚えているのは、放物線とか終わって虚数の計算とかに入った辺り。

吉永:
タイミング的に中学のときに止めたから、どこまで進んだからじゃなくて。

Y先生:
受験が始まるってなって、小学6年生の夏休みに、もう受験モードに入るためにお休みって。

吉永:
受験と直結していないから。

Y先生:
そうですね。

吉永:
じゃあ、基礎的な力が身に付くと思って、お父さんがやらせてくれたんですかね。

Y先生:
公文は、凄い計算が速くなって、計算のスピードと正確性が凄い上がりました。

吉永:
受験に役立った実感がありますか?

Y先生:
結構、大学受験の方で公文は良かったのかなって。

吉永:
まあ、数字の計算とか数式の計算とか、東大受験やりますからね。

Y先生:
スピードが必要なときに、公文が役立つ感じ。

吉永:
なるほど。そろばんとかは勧められなかったんですか? 電卓教室とか。

Y先生:
そろばんは、小学校の授業ではたまに。3年生1年間だけですけど。でも、公文はそろばんじゃなくて暗算なんで、公文やってんなら、そろばんは良いかなって。

吉永:
暗算ってどうやるんですか? ただ暗算?

Y先生:
ただの暗算です。

吉永:
やっている内に、上手になるみたいな感じですか?

Y先生:
そうです。

吉永:
やり方教えてくれるわけじゃなくて?

Y先生:
公文式の暗算の仕方もありましたけど。公文は、ひたすら計算を毎週宿題で毎日解かされるので、ただ作業ですけど、作業がどんどん勝手に染み付いて暗算が速くなる。

吉永:
やっていると、いつの間にか出来るようになっていく。

Y先生:
何も考えないで、ただ計算している。

吉永:
とにかくやれば、自然に持っている学習能力みたいので、いつの間にか能力が付くってことですかね。

Y先生:
たぶん量ですね。質より量。

吉永:
結構、量やったって感じですか。プリント厚みがあるくらいやった? 一週間どれぐらいやったんですか?

Y先生:
一日10枚か5枚セットで両面で。それを毎日なんで。

吉永:
週間70枚か。それを教室でもやる感じ?

Y先生:
そう、教室でもやります。

吉永:
じゃあ、100枚弱くらい?

Y先生:
一週間。

吉永:
ずーっと、ひたすらやってるんですかね。じゃあ、年間5000枚だから結構。

Y先生:
凄い、山になります。

吉永:
取って置いた感じ?

Y先生:
いや、途中で諦めて捨てました。

吉永:
もう、記念にもならない? 多すぎて。

Y先生:
多すぎて。

吉永:
じゃあ、公文以外にはやってなかったんですか? 5年生までは。

Y先生:
やってなかったです。公文以外。

吉永:
運動とか、音楽とかお稽古事みたいなのは?

Y先生:
ピアノとバイオリンを、5歳からやっていて、一番力を入れていたのが小学校の3・4・5年生くらいのときだったので、勉強よりもピアノとバイオリン。

吉永:
じゃあ、それは好きだったんですか? 弾かされている感じじゃなくて。

Y先生:
小学生のときにはそんなに。ピアノは好きだったんですけど、バイオリンは周りが上手すぎて、自分があまり上手く無かったんで、凄いやりたくないなと思いつつも、行っている教室が凄い活発な教室だったんで、色んなイベントに出たりとかあったんで、バイオリンはやらされている感がちょっとありました。

吉永:
バイオリンとピアノは違う教室に行っていた感じですか?

Y先生:
はい。違う教室で。

吉永:
ピアノは、どう言うやり方でやっていたんですか?

Y先生:
ずっと、5歳から今もずっと同じ先生に習っていて、その先生が好きで、その先生の教室に毎週週一で。

吉永:
今まで。

Y先生:
最近は、先生が引っ越してしまって、今行ってないんですけど、大学に入る直前までは。

吉永:
5歳から大学に入る直前までは、受験中もピアノは行っていた感じ?

Y先生:
行っていました。

吉永:
それ、教え方はどう言う教え方なんですか? ピアノは。

Y先生:
昔は教本が有ったので、スズキ・メソードってとこに入っていたんですけど、そこは前期過程、中期課程みたいな、課題は決まっていて、その録音を本部に送ると級が進むみたいなのが最後まで有って、研究科Bまで終わったのが中学1年生で。

吉永:
それ、一番最後ですか?

Y先生:
それが最後です。

吉永:
それで、スズキ・メソード終わり。

Y先生:
はい。そこからは、もうスズキ・メソードは止めて、その先生に自分でやりたい曲を言ったり、先生がお勧めした曲で家で譜読みしてきて、で先生の前で弾いてアドバイスを貰って、発表会に出るみたいな。

吉永:
弾きたい曲だから、家でとか、どっかで聞いて、これ弾きたいなとか、家で練習して、これ弾けたら良いなとかみたいのを指導つけてもらうみたいな感じ? それが出来るまでの基礎を、スズキ・メソードでやったってことなんですかね。

Y先生:
メソードは、結構上に行くと普通に大曲なんで、基礎は小学校の最初の頃。

吉永:
じゃあ、同じようなことをやっているんだ。

Y先生:
はい。

吉永:
それは、その先生は個別指導だったんですか?

Y先生:
はい。

吉永:
最初から個別?

Y先生:
1対1です。

吉永:
最初から1対1で、なんか教室持っててやってる。

Y先生:
先生が教室持っていてやってる。

吉永:
それも、お父さんが探してきたんですか?

Y先生:
教室はたまたま、一番家に近かったスズキ・メソードの先生。

吉永:
行ったらたまたま良い先生。

Y先生:
そうです。

吉永:
一番近くて、行ったら気に入って、じゃあもうずーっと教わってた。

Y先生:
十何年間。

吉永:
凄いですね。バイオリンも近いところへ行っていたんですか?

Y先生:
そうですね。最初はそうです。で、スズキ・メソードは中学に入るタイミングで止めて、それと同時に先生も変えて。

吉永:
それは先生が、あんまり合わなかったんですか? ピアノは続けたのに、止めたって言うことは。

Y先生:
バイオリンの先生が厳しくて、そのバイオリンの先生の持っている教室の生徒たちが、みんな凄い上手くて、みんなでコンクールでてみたいな感じだったんで、それが結構、受験期が忙しくてバイオリンお休みしたタイミングで、そのまま止めて。

吉永:
そのまま、フェードアウト。いつの間にか居なくなるみたいな。そこは、みんなでコンクールみたいだから、バイオリンの優先順位ナンバーワンみたいな人達、生活の中で一番優先順位高い人達が揃っているんですかね。そうすると受験とかがあるとね、厳しいですよね。

Y先生:
なので、自分がバイオリンとピアノがあったら、ピアノに逃げちゃったんで、ピアノの方が弾けたので。弾けるし楽しいからってことで。なので、バイオリンは受験シーズンが始まる前に、いったんお休みにします。

吉永:
こう言うのを聞いているのもね、子供の教育に関心のある親御さんも聞いていて、よく聞かれるんですよ。小さい頃どうだったんですか? 何をやっていたんですか? って凄い聞かれて、それで小さいときのライフスタイルを聞いているんですけど、やっぱり好き嫌いを大事にしたりとか、感性を大事にしている感じがありますよね。あと、とりあえず淡々とやるとか。遊びは何をやっていたんですか? 遊んでいなかったですか?

Y先生:
いや、小学校では沢山遊んでいましたけど、土日がレッスンで潰れちゃうんで。

吉永:
土日ピアノとバイオリン? 土日は無し。平日は学校と、公文は週何回くらい行くんですか?

Y先生:
公文は週2です。

吉永:
週2。公文何曜日?

Y先生:
火・金。

吉永:
じゃあ、火・金・土・日は、もう出掛けてて、ってことは月・水・木だけ。この月・水・木に遊ぶ感じ

Y先生:
学校で普通に遊ぶだけで。

吉永:
休み時間とかで。

Y先生:
はい。

吉永:
友達と一緒で、よくある普通の学校の遊びみたいなやつ?

Y先生:
もう普通に。

吉永:
家では特に遊んだりとか、読書や音楽聴いたりとか、漫画読んだりとか小説読んだりとか。

Y先生:
何してたっけ。

吉永:
あんまり覚えていない?

Y先生:
でも、公文の宿題が有ったり。

吉永:
公文の宿題があったら、毎日10枚やんなきゃいならないから。

Y先生:
でも10枚、公文はタイムアタック的なやり方でやるので、あっと言う間に終わる。

吉永:
何分で終わるの? 10枚。

Y先生:
プリントにも因りますけど、一番早くやるのを目標としているので時間を書かなきゃいけないんですよ。セット終わって。

吉永:
1枚毎に?

Y先生:
10枚セット終わって。5枚か10枚終わったら、何時から何時までかとか、普通に何分掛かったとか書くところがあるんですよ。なので、そこを早くしたくてタイムアタックで。

吉永:
数字が残るから、前の自分のスピードとか分かるから、過去の自分に挑戦って言う感じで。それで何分くらいやるんですか? 一日。

Y先生:
難しいときは、本当に1時間とか掛かったりしてましたけど、ただの計算みたいなときは20分とか15分とか。

吉永:
15分から1時間くらいやるぞって言って。よしっ!って感じですか? 挑戦って感じ? 若干ゲーム感覚もあったんですかね? チャレンジして。

Y先生:
簡単な頃は。面倒臭い計算の時には、半分寝ながらやっていた。

吉永:
頑張る感じ? 後は学校の勉強していた感じですか? 子供のときは。小学校のとき。

Y先生:
そうですね。

吉永:
基本的に受験勉強みたいのは、やってない感じですよね? ピアノ、バイオリン、公文、学校だから。

Y先生:
そうです。

吉永:
学校の勉強はどうだったんですか? やっての真面目に。テストは良かった?

Y先生:
テストは良かったです。

吉永:
学校のだったら、そんなやんなくても。

Y先生:
公文やっていれば。

吉永:
公文のが先に進んでいるし。そんな感じ? 公文で算数やってて、英語・国語は何年からやったんでしたっけ?

Y先生:
英語はいつやったんだか分からないですけど、どこかの2年間くらいやった気がする。で、止めて。量が多いで。英語の宿題もあって、国語の宿題もあって、数学の宿題もあると。大変だったんで。

吉永:
毎日は無理って感じ。国語はずっとやったんですか?

Y先生:
国語は途中からたぶん、4年生頃から6年生頃まで。

吉永:
公文の国語って何やるんですか?

Y先生:
意味無い。抜き出し。

吉永:
ちょっと、いまいちな感じなの?

Y先生:
抜き出し、穴埋めみたいなのが多くて。

吉永:
あんまり力ついた感じ無いんですか? 国語は。

Y先生:
はい。

吉永:
算数は、計算出来るようになって良かったなって。国語はちょっと、なんか良く分んなかった感じ。英語はどうだったんですか?

Y先生:
英語は凄い基本からやっていたんで、まあまあ。

吉永:
やった意味はあったかな。でも毎日、算数と両方やるのは、しんどいかなって感じですか?

Y先生:
はい。

吉永:
学校の勉強って、学校に居るだけですか?

Y先生:
はい。何も。

吉永:
授業中の間だけですか?

Y先生:
はい。授業はちゃんと、小学校は参加していて。

吉永:
ノートもとる。

Y先生:
ノートもとっていました。

吉永:
手も挙げちゃう?

Y先生:
手も挙げていました。

吉永:
積極的な生徒ですか? じゃあ。

Y先生:
いや、クラスが、授業がなんかもう、みんな手を挙げるみたいな授業だったんで。

吉永:
みんな積極的なんだ。

Y先生:
そうです。

吉永:
そう言う学校だったんですか。小学校って公立?

Y先生:
私立です。

吉永:
私立で、積極的な私立?

Y先生:
いや、そう言う受験校では無いです。

吉永:
それ、名前言っても大丈夫なの?

Y先生:
はい。聖徳大学附属小学校って言う、松戸にある。

吉永:
じゃあ、付属だから教育実験校なの? そう言うわけでも無い?

Y先生:
分んないですけど、付属の中高は女子高で、小学校は共学で。

吉永:
共学時代に行っていたってことですね。

Y先生:
でも、この小学校から中高に進む人は、本当に少ない。みんな結局受験はします。でも、だからと言って受験にそんな力を、あ、でも6年生のときには選別クラスとか、たまに算数だけとか。

吉永:
それは入っていたんですか?

Y先生:
みんな入っていて、三段階くらい。

吉永:
レベル分けみたいなやつ?

Y先生:
そうです。

吉永:
レベル良いとこ入った感じ?

Y先生:
たぶん、自分で選べた。

吉永:
自分で選べるの? 選別って言うと、自分で選ぶ選別なんだ。普通選別って言うと、選ばれるんだけど、自分で選ぶんだね。面白いね。

Y先生:
自分で選びました。

吉永:
なんか違う感じがするね。選別クラスを生徒が選ぶってのは。面白いね。

Y先生:
たぶん、先生が選ぶと良くないのかなって。

吉永:
思想が有ると思うんだけど。通常、選別クラスって言うと先入観が有って。それは面白いね。じゃあ、楽しい感じの小学校だったの?

Y先生:
凄い楽しかったです。

吉永:
家から近かったんですか?

Y先生:
はい。隣駅だったので。

吉永:
だいたい近かった。家のそばで来てた感じですか?

Y先生:
中学行くまでは、東京進出していなくて。千葉に住んでいて。

吉永:
家のそばで、ピアノも、バイオリンも、公文も近かった。学校も近いし、そこで楽しく生きていた子供自体って感じですかね。受験しようと思ってたのは、何でなんですか? まあ、みんなするってことだけど、桜蔭受けようとか。

Y先生:
そもそも、小学校が中高進めないんで、みんな受験って感じで。周りがどんどん受験シーズンに入っていって、SAPIXとか日能研に通い始めた子が居たので、触発されてSAPIX入ろうかなって。

吉永:
それが小5のSAPIX。SAPIXも近いとこ行ったんですか?

Y先生:
はい、柏の。最寄です。

吉永:
SAPIXはどうでしたか? 楽しいとか、辛いとか。

Y先生:
SAPIXは、凄い楽しかったです。千葉県だったので、東京校とかクラス分けが凄い多くあって、一番上はみんな優秀で静かって、中学行ってから色々聞いたんですけど。私の通っていたSAPIXの校舎は、小規模だったのでクラスは7個くらいしかなくて、みんな知り合いなんでワイワイやる感じ。

吉永:
小学校のノリがそのまま、みんなその小学校から来ているから、学校のノリが持ち込まれているんですね、たぶん。

Y先生:
めちゃくちゃ楽しかったです。凄くうるさかった。

吉永:
受験は役立ちました? 内容。

Y先生:
SAPIX良かったです。

吉永:
小学校時代は、受験対策やってないんですもんね。

Y先生:
そうですね。

吉永:
受験対策はSAPIXだけですか? 基本的に。SAPIXの言うこと聞いてみたいな。

Y先生:
はい。

吉永:
言われた通りみたいな。それ、どれくらい行っていたんですか?

Y先生:
SAPIXを5年から、週3固定で。

吉永:
まだ、土日は別のお稽古ごと?

Y先生:
いや、6年生から土曜日の授業が入り始めて。

吉永:
4日。

Y先生:
変わりに平日が2になって、6年生は時間が伸びるんですよ。で、週3。

吉永:
それは宿題とか出るんですか? 公文みたいに。

Y先生:
出ます。

吉永:
じゃあ、公文の宿題やって、SAPIXの宿題やってみたいな感じ。で、SAPIX行って帰って宿題して。

Y先生:
そうです。

吉永:
それを受験までやるぞって感じですか?

Y先生:
だから公文は、どんどん枚数は先生に減らしてもらって。

吉永:
受験モードに入るから。

Y先生:
SAPIXと両立出来るように。

吉永:
そう言う中で、ピアノはいつやっているんですか? 家で。

Y先生:
ピアノは、空き時間にずっと弾いて。

吉永:
勉強の合間みたいな?

Y先生:
勉強に飽きたら、ピアノに逃げて。

吉永:
逃げて、ちょっと復活したら、また勉強。それ何回くらいやるんですか? 一日に。

Y先生:
日によって。勉強にリズムが乗っているときには、ずっとやって。けれど、終わったり休憩しようかなと思って、一階に降りたらピアノが有るんで、そのまま弾いちゃってみたいな。

吉永:
弾いている内に、またやる気が出てくるんですか?

Y先生:
弾いたら、今度ピアノが疲れて。

吉永:
ピアノに疲れてくるんだ。

Y先生:
疲れて、なんかもう勉強しようかなって。

吉永:
で、また勉強する。で、また勉強疲れたら、ピアノやる。ピアノ疲れたら、勉強する。その内、疲れたら寝るって感じですね。

Y先生:
そうですね。

吉永:
そう言う、リズムが有ったんですね。

Y先生:
はい。ずーっと。

吉永:
受験は単願ですか? 中学受験。

Y先生:
いや、桜蔭と豊島岡、浦和明女子中学と渋谷幕張。

吉永:
結構受けましたね。

Y先生:
少ない方だと思います。

吉永:
みんな、もっと受ける?

Y先生:
みんなもっと。私4つって言うのが少ないって、めちゃくちゃ言われて、みんな8校とか。

吉永:
僕なんか群馬県出身だから、4つなんて、めちゃめちゃ多いって感じ。

Y先生:
確かに。

吉永:
じゃあ、全勝ですか? 中学は。

Y先生:
はい。

吉永:
はじめから、桜蔭受かったら桜蔭って決めていたんですか?

Y先生:
はい。

吉永:
桜蔭が良かった理由は?

Y先生:
特に。桜蔭の文化祭、1回しか行ったことなくて、しかもそれもバイオリンやっていたんで、オーケストラの公演だけ見て帰ったみたいな。ぜんぜん桜蔭のこと詳しく無かったんですけども。

吉永:
良いとされているから行くみたいな。

Y先生:
一番上って言われているかなって。

吉永:
たぶん良いんだろうな。良いって言われているし、受かったし。

Y先生:
そんな、よく考えて無かった。

吉永:
行ってみてどうでした?

Y先生:
楽しかったです。

吉永:
良かったですね。東大行くって決めたのは、いつくらいからなんですか? まだ決めてない? 中学の頃は。

Y先生:
でも、中学1年から、鉄緑会に入っているんで、考えていたって言えば考えていたのかも知れない。

SAPIX、桜蔭、鉄緑会みたいな流れなんだ。

Y先生:
その王道

吉永:
SAPIXはどう言う感じなんですか? 桜蔭対策は。

Y先生:
5年生までは、ただの授業をしていたんですけど、6年生から志望校別の授業とか日曜とかに入ってきて、そうすると桜蔭と豊島岡。

吉永:
そうすると、土日両方ともSAPIX?

Y先生:
5年生は土曜日で、6年生から日曜日も。朝から夜まで。

吉永:
学校別になって。

Y先生:
学校別とか、科目別とか、色んな講座が始まって、
桜蔭と女子学院、雙葉、豊島に行きたい人達のクラスとか出来て、そのクラスでテストとかやって順位が出るみたいな。

吉永:
科目ごとの勉強のやり方は、普通な感じなんですか? 特に、こう言うやり方が凄いとか。

Y先生:
桜蔭は、国語の試験が特殊なんで、他の学校と違くて長文記述が出るんですよ。けど、それ用の講座もありました。桜蔭国語対策みたいな。

吉永:
それ役立ちました?

Y先生:
はい。

吉永:
国語って言えば、漢字とかも有りますけど、漢字とかはどうやってやったんですか?

Y先生:
小学校が、毎年漢検を受ける文化があって、1年生から6年生まで毎年受け続けて、漢検は準2まで。

吉永:
漢検の問題集とかで漢字覚える感じ?

Y先生:
漢検もしっかり勉強したことが無いんですよ。

吉永:
なんとなく授業で漢字とか覚えて。

Y先生:
SAPIXでも漢字テストとか、ちょっとづつ有ったので、それで。

吉永:
ちょっとづつですかね。公文の算数みたいに、計算は明確に公文の算数だけど、漢字とかはいつの間にか、やっていた感じなんですね。で、中学に入って、鉄緑入って、そこから後は桜蔭&鉄緑って感じ?

Y先生:
はい。

吉永:
特に、言われた通りにやるって感じですか?

Y先生:
鉄緑会のカリキュラムに則ってます。中高よりも鉄緑会優先してて。

吉永:
それは、受験が念頭に有ったから?

Y先生:
鉄緑会の方が進度が早いんですよ。

吉永:
なるほどね。公文式もどんどんやってましたからね。先やっちゃう方が楽だからって感じ?

Y先生:
いや、学校が遅くって。

吉永:
詰まらないってこと? 刺激が弱いってことですか? もっと、どんどんやりたいのにって。

Y先生:
鉄緑に進んだまま、学校受けると遅すぎて。

吉永:
過去の世界って感じ? 勉強的には。

Y先生:
つまんないんで、鉄緑でどんどん進んで。

吉永:
鉄緑で何教科くらいとってたんですか?

Y先生:
鉄緑会って高2まで英数しか無くて。

吉永:
英語と数学は両方とっていた。

Y先生:
そうです。

吉永:
基礎を付けるってことですか?

Y先生:
そうです。

吉永:
高2まで英数だけ。

Y先生:
はい。

吉永:
どれくらいまで進むんですか? 英数は中1から始めて。

Y先生:
中1で1Aを一周して。

吉永:
高校の1年。

Y先生:
あ、中1中2で1Aを一周して、中3で2Bを一周して、中3の段階で数学は終わり。

吉永:
文系の高校数学は終わり。

Y先生:
高1で、中学3年かけてやった数学を一周。

吉永:
じゃあ、高校から入った人も、1A・2B出来るようになってる。

Y先生:
1A・2Bの、ちょっと難しくなったバージョンを1年かけてやって、高1の1月から数IIIが始まって、高2は数IIIと数学が別になって、理系文系も分かれて、同時に理科とか社会が始まる。

吉永:
数IIIと、1A・2Bのクラスは両方受けるわけですか?

Y先生:
高2はそうです。

吉永:
なるほど。

Y先生:
高3は、それも合体して理系数学、文系数学。

吉永:
受験用に?

Y先生:
はい、なります。

吉永:
英語はどれくらい進むんですか?

Y先生:
英語は割りにカリキュラムが分ってないんですけど、中3までは本当に文法に力を入れていて、高1から構文とか長文が始まって、同時に単語を覚えるために鉄壁とか。

吉永:
単語は結構意識的に覚えた感じ? 英単語。

Y先生:
高1からは、ずっと鉄壁を使いまくって、高2高3ずっとですね。

吉永:
基本的には、鉄緑中心生活みたいな感じですか? 中学以降は。

Y先生:
そうです。

吉永:
昼間は学校に行くみたいな。

Y先生:
学校には存在してます。

吉永:
ちょっと、気休めみたいな感じ? リラックスですか? 学校は。

Y先生:
学校は、部活をしに。

吉永:
何やってたんですか部活は?

Y先生:
管弦に、オーケストラ部に。

吉永:
バイオリン教室は嫌いだったけど。

Y先生:
中学入ってから好きになりました。

吉永:
教室変ったから?

Y先生:
それもちょっとあります。中学入るまでは、バイオリン教室だったのでソロ一人でやるんですけど、中学からはオーケストラ部に入ったので、みんなでやる。それが楽しくて。

吉永:
友達で、みんなでやる。そしたら楽しくなった。

Y先生:
オーケストラは一人と全然違くて、それで楽しくなって、バイオリンは中学から好きになりました。

吉永:
学校には、楽しい部活があるって感じで。学校の勉強の授業はどうだったんですか?

Y先生:
聞くものは聞いて。

吉永:
小学校は真面目に全部聞いて。

Y先生:
(小学校は)起きてちゃんと聞いてましたけど、中学校はみんな寝ているんで、最初はびっくりしたんですけど、寝るんだって。

吉永:
文化が違うぞって感じ。

Y先生:
でも、段々みんな寝始める。

吉永:
つられて寝るようになりました?

Y先生:
はい。

吉永:
周りもそうだし。

Y先生:
みんな寝てます。部員は結構寝ている人が多い。

吉永:
寝ていると、気持ちは良いんですか? 結構深いんですか? 寝ているときは。

Y先生:
授業聞いていても眠くなっちゃうから、みんな寝ているだと。それか、内職している人とかも。

吉永:
内職って、結構許されているんですか? やっぱり怒られるんですか?

Y先生:
でも、中学くらいまでは怒られますけど、高2くらいになると内職している人の方が多すぎて、先生がなんかもう暗黙の了解みたいな。何も言わなくなったり。言ってくる先生もいて、徹底的に没収してくる先生もいたり、面倒くさくなったら先生は無視。

吉永:
面倒くさいなあと思ったら、教室の内職率がどんどん増えるわけですね。

Y先生:
でも、内職した方が合格率が良いらしくて。

吉永:
それはそうじゃない。勉強時間が全然、学校長いから全く違いますからね。

Y先生:
高3って普通他の学校は、文系理系取りたい科目を取れるはずなのに、桜蔭は強制的に全科目取らされて、自分からすれば要らないって思っている科目まで、取らなきゃいけなかったので学校にずっと拘束されて、なので、たぶんみんなその時間に塾とかの内職をやっていたんだと思います。

吉永:
受験受からなくちゃいけないし。それが上手いこと運用されているってことですよね。それであんまり強引にやって、みんな内職しないで合格率落ちたら、それはまた学校の評判とかあるよね。関わってきますよね、きっと。じゃあ、勉強的には普通に授業って感じで、鉄緑中心なんですね、受験勉強としては。

Y先生:
鉄緑やったときは、英数は問題なくて、でも理科が始まるのが高2からだったので、学校は理科はちゃんと聞いていました。高2まで。私はずっと国語が苦手だったので、古文とか漢文はちゃんと聞いて。

吉永:
学校の。国語は結局とってないんですか?

Y先生:
有るんですけど、高2から解説はされているんですけど、私は取らなくて、学校だけで良いかなって。

吉永:
取ったのは理化?

Y先生:
理化と英数だけ。

吉永:
理科は何取ったんですか? 科目。

Y先生:
私は物理化学だったので。

吉永:
どうでした? 物理化学。

Y先生:
物理はずっと得意で、数学と同じ種類なんで、計算で全部出来るので好きだったんですけど、化学は結構苦手で高3の最後まで苦手なまま受験を迎えて、理論化学とか色んな分野が有って凄い難しかったんで、有機とか無機とか覚えれば出来るのは、ちゃんとしっかり覚えて、その上で自分の苦手な範囲だけたまに勉強して、受験は総合点なんで、物理で化学を補おうと思っていたんで物理にもっと力を入れて、化学は人並みに点が取れれば良いかなって感じでやっていました。

吉永:
あんまり伸びなさそうってことですかね。

Y先生:
物理の方が安定するかなって思ったんで、物理に力を入れて。

吉永:
勉強のやり方は、鉄緑のテキスト?

Y先生:
はい、基本は。英数は鉄緑以外は使って、たまに代数は使ってたんですけど、基本は鉄緑のテキストだけを何周もやるみたいな感じにしてました。

吉永:
他に理科は何か使っていた?

Y先生:
物理は河合塾の名門の森、あと難系をやっていました。

吉永:
難系どこまで解きました?

Y先生:
例題は全部やって、自分の苦手な単元の演習問題をやっていました。

吉永:
ああ、演習までやったんだ。

Y先生:
量が多くて。

吉永:
解説ないから。例題は、すごく(解説)あるけど。

Y先生:
例題だけ最初一周して、その後、気になる単元の演習問題やってみたいな。

吉永:
そうか、物理は強化しようとしていたし、段々自信ついてきた感じですか?

Y先生:
鉄緑の授業で高3は、毎週演習を解くみたいな。入試と同じ時間で入試みたいな問題を解くってゆう感じだったんで、それで大体自分がどれくらい出来るか把握出来て。物理は安定して良い点取れてたので、そのままもっと物理強化しようと思って色々な問題集やったり。

吉永:
化学はあんまり点が取れなかったんですか? その演習で。化学は好きじゃないとかそう言うこと? 好きじゃないとかじゃなくて?

Y先生:
好きじゃないことも、うん。反応の機構が難し過ぎて、なんか分んなくなって、計算の仕方なんかも色んなパターンが有って何がなんだか分らなくて、それでたぶん化学は好きじゃなかったんだと思う。

吉永:
あんまり参考書は使ってないんですか? 補う意味で。

Y先生:
化学は全然使ってないです。みんな新演習とかやってましたけど。化学はもう鉄緑会だけ、鉄緑会が十分に色々な問題集があって、それだけやって何とかしていました。

吉永:
東大模試は受けました?

Y先生:
受けました。

吉永:
夏で化学どれくらい取れたんですか?

Y先生:
化学は60分の30ちょいくらい。

吉永:
半分ちょいくらい? 物理は?

Y先生:
物理は40から50の間とか。

吉永:
物理は50超えまで満点近くまで上げようって感じ?

Y先生:
50を超ようって、ずっと思っていて。

吉永:
トータル100くらいですか? 目標は理科の。

Y先生:
100は高いな。

吉永:
90?

Y先生:
90とかですね。

吉永:
100点満点で90取ろうかなって感じ。

Y先生:
はい。

吉永:
夏の東大模試で、他の科目はどれくらい取っていたんですか?

Y先生:
数学は70、80。英語も85とかくらい。

吉永:
国語は?

Y先生:
国語は本当に苦手で、一番悪いとき21点。

吉永:
じゃあ国語で、いかに下げ止まるかってやつ?

Y先生:
もう国語本当に出来なくって。

吉永:
国語0点でも受かる計画とかですか?

Y先生:
国語は漢字だけちゃんと取ろうかなって。

吉永:
漢字だけ取って、他は本番の運次第な感じ? 解き方として把握している分けじゃないってことだよね? 結果的に取れた点を取るって言う。

Y先生:
それが怖くなって、高3の途中から(東進ハイスクールの)東大特進に通って、林先生の。

吉永:
それは、ビデオのやつ?

Y先生:
特進はビデオも有りますし、直接の授業もある。お金がかからないんです、東大志望ですって言えば、タダなんで。

吉永:
合格人数載せられるやつか例の。受かったら入れなきゃいけないんだよね、合格人数に。

Y先生:
勝手に東進に入ってて。

吉永:
それによって、合格者の%を上げているって言う例のやつに出たんですね。使ってやれって思って。

Y先生:
はい。タダなら行こうと思って。

吉永:
上手く行っているな、あのモデルは。

Y先生:
本当に大学入ったら、みんなあそこに一回は通っている。

吉永:
一回行っていたら、合格実績に載せるからね。あれは良いかも知れない、確かに。
良いこと考えたよね。

Y先生:
良い先生を使っているので、みんなが来るような。

吉永:
役立ちましたか? 国語は。

Y先生:
やり方は変りました。今まで、なんとなく解いていたのが、林先生の授業は数学っぽく国語を考えるみたいな。フィーリングで解ける人も居るんですけど、もっと分解して、これはここと一致しているから。

吉永:
現国?

Y先生:
そうです。現代文です。って言うやり方に変ったので、なんとなくセンターとかも、まあまあ上がってきて、最後の方はめちゃくちゃ上がって。

吉永:
センターも? 二次型も上がりました?

Y先生:
部分点はちょっと来るように。

吉永:
凄いですね、それは。そんなに不安定だったものが。古文漢文は?

Y先生:
古文漢文は、もう学校だけです。

吉永:
それも上がって来たんですか?

Y先生:
東大模試とかだと、解き方を知らなくて。訳しなさいも、どうやって訳すのか分ってなかった。

吉永:
学校は、あんまりそういうの教えないんですか?

Y先生:
高校の夏に集中講義みたいのが有って、取っても取らなくても良い。それで古文を取ってみたら、解き方を教えてもらって、ああって。

吉永:
そうだったのかみたいな。

Y先生:
だから点が来なかったんだってなって。

吉永:
良かったね出て。

Y先生:
それから自分で、古文単語のドリルみたいな覚える本を買って。

吉永:
本屋で探して?

Y先生:
本屋で。みんながお勧めしてたやつを買って、そこからひたすら単語を覚える。漢文も型を覚えて、後は古文単語を覚えるみたいな作業にずっと。

吉永:
そうしたら、センターは上がりました?

Y先生:
はい。昔、本当に悪くて。100超えないとかあって、200分の。国語やばいなってずっと思っていたんですけど、高3になって段々上がって。

吉永:
他の教科が段々出来てきたから、国語に割ける時間が出来てきたんですかね。あと、直前にやらないと、忘れたらやだなとか。結構、暗記系はずっと覚えないときには、直前期の方が良いですからね。メンテナンスコストかかるんで。

Y先生:
そうですね。

吉永:
二次型も取れるようになってきたんですか? 東大国語も。

Y先生:
本番が一番良かったです。

吉永:
じゃあ、本番に向けてきちんと仕上がってたんですね。国語も上手いこと上がって、上手いこと受かったなって感じですか。

Y先生:
そうですね。

吉永:
良いですねそれは。運が良いね。

Y先生:
最後に国語も取れて良かった。

吉永:
調整が上手に出来た。それは素晴らしいですよね。本番の日だけで決まるようなものだからね。あれ、社会は?

Y先生:
センター地理取って。

吉永:
地理はどうだったんですか?

Y先生:
地理は、学校の授業だけです。他は取らなかった。

吉永:
学校の授業って、センター過去問とか解くんですか?

Y先生:
センター用の地理の授業があって、そこはちゃんと聞いて、色んな演習解かされて。

吉永:
それやっていれば、センター地理は解けるって感じ?

Y先生:
でも、直前期にひたすら過去問解いて。過去問解いても、この問題ではこの解釈してたのに、この問題では違う解釈しているみたいな、地理って結構定まってなくて、データ結果論みたいのが多いので、いつも点数は80から90を行ったり来たりしてて。

吉永:
でも、80は確保出来てる感じ?

Y先生:
でも90超えたこと一回も無くて、過去問解いて。大丈夫かなって思ったら、本番も86とかで最後まで90は超えなかった。

吉永:
センターは他の科目は何点くらい取ったんですか?

Y先生:
数学は196。

吉永:
なんかちょっと間違っちゃったみたいな?

Y先生:
読み間違えて一問落としちゃって196で、国語が本当に悪くて138。

吉永:
138。でも100には行かなかったと。

Y先生:
英語が200で、理科が物理が100で化学が96。

吉永:
それも読み間違えして?

Y先生:
いや、化学は間違えました。

吉永:
でも、足きりは全然問題ないから。センター終わって、それからまた勉強するんですか? 二次に向けて。

Y先生:
過去問はセンター終わってから始めました。

吉永:
それまでまだ手を付けてない?

Y先生:
手を付けてないです。

吉永:
鉄緑で色々な過去問解いているんですよね。

Y先生:
最新8年は、ずっと取って置いてあって、それまでは凄い昔の過去問とかは授業とかで解かせてもらえるので、解いていたんですけど、最新8年はセンター明けまで取って置いてって感じです。

吉永:
それから解くぞって感じで。で、どうでしたか? 最新の8年は。行けそうって感じ?

Y先生:
数学は毎年波があって、めちゃくちゃ難しい年も有れば、凄い簡単な年も有って、受験者平均とか合格者平均を見ないと、いつも感触は違うですけど。私、高3の夏くらいから、それまでずっと数学が得意で、中高、鉄緑会でも数学はずっと得意で来て、高3の夏くらいから一回スランプに入って、なんかあんまりしっくり来ないみたいな時期が続いて、解いても回答見たら分かるのにみたいなことで、色々数学で悩んでいて、高3の1月くらいにやっとしっくり来て。

吉永:
それは、ただしっくり来たんですか?

Y先生:
いや、高3の途中からやり方を変えて、それまではひたすら量を解いていて、簡単な問題でも何周も解いていたんですけれど、その後からは一問解いたらその一問を分析するノートとかを作って。

吉永:
分析って言うのは、なんでこうするかとか?

Y先生:
こう言う問題は、解法何通り有るけれど、今回はこう言う理由でこの解法をやるんで、この解法を選んだ後に注意することはこう言うことでみたいな。人に授業するくらい、深く読み込むと段々色々な問題に。

吉永:
それは書いていったわけですか? この問題はこう、この問題はこう。じゃあ、鉄緑の先生が授業前に準備するようなやつでね。

Y先生:
そうです。

吉永:
しばらく蓄積してきてたらって感じ? どれくらいやったんですか、ある程度しっくり来るまで。

Y先生:
どのくらいだろう。

吉永:
半年とか? スランプだったの夏くらいですよね。

Y先生:
でも、毎日めちゃくちゃ問題解いているんで、一月くらいにはやっとってなったんで、3・4ヶ月くらい。

吉永:
それまでやってたこととか、頭の中でつながったんですかね。だって量は解いているわけだから。知ってるわけですよね解法は。

Y先生:
解法は知ってて、でもそれを自分で使えなかったので、それを使えるようにするために、初めてみた問題に今まで使ってきたやつを応用したいのに指針が思いつかないみたいな時が多くて、それが嫌だったので考え方を変えて、やっていったら色んな問題にも応用出来るようになってて、初見の問題も人に説明しようと思うと、その解法の流れとか思いついて。

吉永:
物理とかは悩まなかったんですよね?

Y先生:
物理は結構決まっているんで。解き方が。

吉永:
1月ってことは、最新過去問を始めた頃にちょうどつながって来た感じ?

Y先生:
そうです。そこからは良い感じで、良いペースで解けるようになって自信になりました。

吉永:
英語は鉄緑ですか?

Y先生:
そうです。英語はもうずっと鉄緑会で、先生に単語を入れなさいってずっと言われていて、単語はひたすら鉄壁だけだったんですけど、何周もやって。ずっと覚えて、あと毎日リスニング。

吉永:
やり方はどうやるんですか? 鉄壁何周もするって言うのは。

Y先生:
英単語だけが、ばーっと並んでいるプリントを先生が作ってくれて、それを見て上から順番に意味とか自分で言っていって、止まったらそこのページを開いて、ああ、こう書いてあったみたいな。

吉永:
で、またプリント戻る。チェックチェック。

Y先生:
覚えたやつは消してって、覚えてないのだけ出てくるようにして。

吉永:
覚えてないの終わったら、やり直し? 。

Y先生:
そうです。

吉永:
全単語やり直し。じゃあ、鉄壁はそれこそ鉄壁になった感じ。入試前には。

Y先生:
そうです。

吉永:
プリントは全部覚えたかな、さすがに。本番は単語は楽勝ですか?

Y先生:
鉄壁ぐらいの単語なら。他の単語は、文脈から察すれば良いと思ったので。

吉永:
不自由は全然感じないですかね。本番、英語どれくらい取れてたんでしたっけ?

Y先生:
本番は86。

吉永:
リスニングも結構出来た?

Y先生:
リスニングは、30分の22か4。

吉永:
リスニングも鉄緑だけ?

Y先生:
リスニングは、はい。

吉永:
英語はほとんど鉄緑だけで、センターも二次も大丈夫だった感じ?

Y先生:
リスニングは先生にお勧めされた、文単って言う英検用の本を、ひたすらディクテーションするみたいなことはやってました。

吉永:
役立ちました?

Y先生:
本番の英語って、たまに凄く難しい英語とかあるんですけど、英検準2くらいなら自分が聞き取れる範囲のものだったので、それを全部ディクテーションしていると、難しい単語たまに出てくるくらいで基本は聞き取れるので、それで英語に耳を慣らすみたいな。

吉永:
さっきその数学で、解法ノートみたいの作るってのが有ったんですけど、他の教科でもY先生ならではの勉強法みたいなの、解法ノートみたいなの他の科目ではどんなの作るんですか?

Y先生:
英語はポイントノートって言うのを作ってて。

吉永:
こう言うのを作ったら良いかなって、自分で思いつく感じ?

Y先生:
それは先生に勧められました。

吉永:
鉄緑の先生に?

Y先生:
そうです。高2から一人の先生に習っていて、その先生に受験直前もアドバイス貰って、その先生にお勧めされて、例えば、演習の長文を読んだときに、こう言う慣用句の使い方が有るんだって思っただけで、ポイントノートに一応書き出しておいて、自分がこう言う単語の使い方知らなかったなって思ったら書き出すとか、問題で間違えたら書き出すとか、色々ポイントノートに溜めて置いて、たまに時間が空いたときにポイントノートを見返して、ポイントノートに書いていることは全部自分のものにするみたいな。

吉永:
じゃあ、ポイントノートは英語以外にも作っていたんですか?

Y先生:
最後の直前期に、理化と社会は作りました。物理は基本、センターの過去問を解いていたので、センターで二次とは違う知識を聞いてくるんで、そう言う知識で知らなかったことを書き出しておいて、テスト直前とかにポイントノートだけ見直せば良いようにしてました。

吉永:
化学は

Y先生:
化学もそうです。

吉永:
じゃあ、暗記物に使った感じ。

Y先生:
そうです。

吉永:
ポイントノート。解法ノートは使い方だから、またちょっと違う?

Y先生:
はい。

吉永:
他に何か作ってたんですか?

Y先生:
まあまあ頑張ったのは、化学で理論と無機と有機があって、無機は全部暗記なんで、最初は暗記のためのノートは作ったんですけど、赤シートで消せるようになっているノートを授業と平行して作っていて、それを赤シートで覚えて、ずらして覚えても全然頭に入ってこなかったんで、全部コピーで穴を消して、自分で書き込み式にしたら、書き込まなきゃいけないんで、実際に手を動かすじゃないですか、それを何周かしたら無機が結構覚えられるようになってた。だから、赤シートだけでやっても意味無いんだなあって思いました。

吉永:
赤シートと合わなかった。

Y先生:
そうです。

吉永:
鉄壁もね、書き出してたけどプリント使って、口頭で言ってたんですか? 意味とかチェックは。

Y先生:
自分の頭で意味が分かってるのは次どんどん行って。

吉永:
化学のは未だそこまで慣れてないから、頭でやるのが難しいから書いて確認してたってことですかね。

Y先生:
書かないと本当に覚えているか分らない。

吉永:
ごまかせますしね。分ったつもりで。

Y先生:
だから全部、無理やり穴埋めにして。穴埋め形式でやりました。

吉永:
この音声を聞いている人に伝えたい勉強法とかメッセージとかありますか?

Y先生:
私は数学の講師とかやっていたんですけど。

吉永:
大学受かってから?

Y先生:
はい、そうです。数学は本当に高1くらいから、解法を意識した勉強をした方が良いなって。自分は高3で気付いたんですけど、他の人には高1の段階から意識しとけば、高3になったら自然とその考え方が出来るようになっていると思うので、人に説明出来るくらい問題を読み解くことが一番重要だなって思います。

吉永:
数学では。

Y先生:
そうです。解法を全部、自分が何種類解法を持っているかも把握して、最大最小だったら7通りとか、そんな感じで自分が。

吉永:
実際に7なの? 整理してあるのは。

Y先生:
私の中だと7。

吉永:
覚えてます? 7通り。

Y先生:
多変数関数の最大最小なんで。

吉永:
あ、多変数の最大最小が7つに分けてあるの。

Y先生:
三角関数も6こ。(最大最小は)文字消去、文字固定、線形計画法で解く、対称式に持ち込む、同次式を見抜く、有名不等式にする、あとひとつ。7こって覚えているので。

吉永:
グラフかな・・・いや、それは線形計画法ですしね。有名不等式は何を覚えていたんですか?

Y先生:
コーシーと相加相乗で十分。

吉永:
そう言う感じで整理して。

Y先生:
そうしておけば問題を見たときに、これは最大最小だって思ったら、自分は7こ解法があって、その7こもそれぞれ使うシチュエーションが限られているじゃないですか、その中で自分はどれが使えるかなってところまで絞り込んだら、絶対に解けるって自信があるので、そしたら、ちゃんと自分の中で解法指針がたてれば解けるって自信になれば解けると思うんです。

吉永:
その自信を身に付けようって話ですか。

Y先生:
で、そのためには、解法が自分で何個、何種類持っているのかを把握しておかなきゃいけないと思うので、それを問題解いた後とかに、自分で分析して、今回はこういう風にこの解法を選んだみたいに、全部の問題にやっておけば、初めて見たときも、それを使えるって言うのは、いろんな生徒に知って欲しい

吉永:
いいね。たぶん鉄緑も使っていると思うんですけど、僕も自分の受験の時に高校範囲の限定性って言うのを使ってて、本当は問題解くのは解かないといけないんだけど、高校範囲からしか出題されないから部分集合になっているってチートなんだけどね。その範囲しか出ないんでってのみんな使いますよね。僕もやった。結局センターとか教科書からしか出ないから、じゃあ何社か買って索引の単語全部覚えれば、センターここしか出ないんでしょ? みたいな。本当チートなんだけど、受験上は凄い有効ですよね限られているんで。そこさえやり込んじゃえば、そっからしか出ないってのがあるから。

Y先生:
そしたら解けるって分かる。

吉永:
それは良いと思います、大学受験対策は。僕もそれで、グルグルグルグルとにかく範囲内さえやっちゃえば、知らないのは無いはずだって言うの凄い良いですよね。大学は何校くらい受けたんですか?

Y先生:
大学は2校です。

吉永:
だいぶ減りましたね。中学より。

Y先生:
医学部に行くのは決めていて、みんなが受けるところで言うと、日医とか順天とか慈恵とかあったんですけど、どうせたぶん国立落ちて例えば慈恵だけ受かったとして、たぶん行かないなと思ったんで、それだったら浪人しちゃう。

吉永:
浪人するなら受けてもしょうがないから。

Y先生:
そこの慈恵とかの過去問解かなきゃいけない、医学部って大学によって全然問題の形式が違うので。

吉永:
高広範囲の限定性って、東大だから使えるところがあるから。

Y先生:
それに合わせた勉強するのが凄い大変だなって思ったり、あと外出するのも億劫だった。風邪うつるとか、色々理由があって、もう2校に絞ろうって思った。学校の先生には反対されただけど。

吉永:
もっと受けろって。

Y先生:
もっと受けろって言われたんですけど、現役主義なんで慶応と東大だけで良いやって、その二つにしました。

吉永:
ダブル合格?

Y先生:
はい。

吉永:
慶応の面接は、どう言う感じだったんですか?

Y先生:
慶応の面接は二回有るんですけど基本は。追加もたまには有るんですけど、一次面接は、ゆるーくおしゃべりみたいな感じで、二次面接はちょっとだけきつめに、色々突っ込まれたり。

吉永:
若干、圧迫みたいな。

Y先生:
そうですね。

吉永:
併願は突っ込まれました?

Y先生:
突っ込まれました。理III受かったらどうするの? って。そうしたら学費的な問題で理IIIに行きますって言っておけば良いって。

吉永:
実際言っておいた?

Y先生:
そうです。

吉永:
実際に理IIIに、学費的なものはともかくとして行ったわけですね。

Y先生:
そうです。

吉永:
なるほど。それで大学に入って、合格は嬉しかったですか?

Y先生:
はい。

吉永:
やったーって感じ? どんな感じだったんですか。

Y先生:
自分的にはもう五分五分かなって思ってて、その日のコンディションとか色々考慮して、五分五分で受かるか受からないかって感じだったので。試験直後も、私の年は物理が凄い難しくなっていて時間的にも大変みたい。

吉永:
物理が得意で、得したんですね。周りの点が落っこってるんじゃ。

Y先生:
物理は結構、理IIの子達の話しを聞くと、めちゃくちゃ低くて、あーって思って。

吉永:
流石に、理Iの子は落ちない? 物理系数学系の人はね。そうか、クラス違うから分らないか。

Y先生:
理IIIはみんなも点数良くて、下駄が履かされて今回難し過ぎて、みんな下駄を履いてその上で、みんなまあまあ良かったので、物理がちゃんと取れて数学もちゃんと取れて。理IIIの人達が取るべきとこを取ったのかなみたいに。凄い高得点とか言うわけでもなく、それでも最低限取るとこは取った上で、プラスアルファくらい取れたから、ちゃんと。

吉永:
鉄緑の勉強が利いているんじゃないですかね。やるべきことをやらされてるって言うか。

Y先生:
オリンピック勢に勝とうとはしていないんで。

吉永:
受験に受かるように、なるほど。医学部だけなのは何でなんですか?

Y先生:
小学校くらいからずっと、お医者さんになりたくて。

吉永:
それはまたどうして? まだ中学受験する前ですよね。

Y先生:
ちっちゃい頃に私が行ってた病院の、小児科の先生が勝手に好きで、ずっとあの先生みたいになりたいみたいな。そんときはただのチビッ子が言う将来の夢みたいな感じだったんですけど。それで漠然とずっとお医者さんが良いなって思いながら中学入って、高校の生物とかやっていったら。

吉永:
それ学校で?

Y先生:
そうです。学校の生物の授業、桜蔭凄い生物に力入れていて、物化選択でも、ちゃんと受験範囲まで全部やらされるんですけど、それが楽しくて生物好きだったんです。受験のために物化選んだんですけど、

吉永:
点取りやすいから?

Y先生:
そうです。物生にしたかったんですけど、物生は本当にお勧めされなくて。

吉永:
僕、化生でやったね。

Y先生:
化生だと化学は自信が無かったんで、物生か物化ってことで結局、物化にしちゃったんですけど。

吉永:
物化の方が点取りやすいからでしょう。生物ちょっと読めない。記述が有るんで。

Y先生:
しかも、時間が凄く使うって聞いたんで。で、生物も楽しくて段々生物系の方に進みたいって思ったときに、お医者さんと合わせって医学部にしようかなって思いました。

吉永:
それで結構、具体的に決まった感じですか。やりたい分野とか未だ決まってないんですか?

Y先生:
小学校のときは、切欠もあって小児科って思ってたんですけど、中高入って人間の体とかやったら外科に進みたくなって、去年東大入って一年生の夏にゼミを受けて、東大病院の小児外科に見学みたいなオペ見学行って、そうしたら小児外科結構良いなって思って。でも未だ医学部の勉強、全然していないんで科は決まってないです。

吉永:
勉強しながら決めようかなって感じ?

Y先生:
はい。

吉永:
大学の授業や、大学生活はどうですか?

Y先生:
授業はそんな行かなくても平気なんで、進振りは理IIIは固定されいるので、授業はそんなに行ってないです。でも単位は取っていて、最初は東大のオーケストラに入ろうと思っていて、一番大きい東大オケってところが有るんですけど、そこに入ろうと思ってたんですけど、あんまり合わなくて。見学行って、新歓、東大オケにめちゃくちゃ桜蔭の管弦の先輩がいっぱい居て、あまりにも環境変わらないなと思って、あと新歓が怖くて、合わないかなと思って入らなくて、今は学外の医療系の学生が入っているオーケストラ、色んな大学から集まるオーケストラに何個か入って、そっちの活動がメインです。

吉永:
大学はあんまり印象は無いんですか? 大学の印象としては。この授業は良いなあとか。

Y先生:
ああ、授業。

吉永:
授業以外も含めて。

Y先生:
他大に行った高校同期の話しを聞いていると、桜蔭って結構医学部行くんですけど、周りの慶応とか順天とか行った子達の話しを聞くと、もうコミュニティーが医学部で終わってて閉ざされていて、他の学部とかと関わりがゼロとか聞いていると、いま東大は全員教養学部なんで、体育とか色んな科類の人が居て、総合科目とかとれば全科類が居て、色々な科類の人としゃべれる。それが凄い東大は良いなって思います。どうせ今から医学部入ったら、医学部だけのコミュニティになっちゃうと思うんですけど、でも今は色んな、みんな学部は決まっていないので、文系と理系とも色んな科類の人達としゃべれて、凄い環境だなと思います。他の大学には無い。

吉永:
たぶん意識してやっていると思うんですけど、切り方もそうだけど、その方が良いですよね。特に文系理系一緒ってのは、凄いメリットがある。教養だと文系的な授業も取れますしね。それ凄いと思います。だいたいお話しお伺い出来たと思うんですけど、何かこれは言っておいた方が良かったなとか有りますか。特に無い? 特に無ければ、そろそろまとめようと思うんですけど、まずその家庭教師の生徒さん教わってみようかなって人に何かメッセージをお願いします。

Y先生:
科目は基本的に、私が教えたいなって思っているのは数学と物理がメインで、大学受験の数学と物理だとか、中学数学、高校数学の基本とか、あとは数IIIだとか、あとは受験物理とかが教えたいと思っています。国語とかはたぶん教えられないんで。

吉永:
数学とか物理のアピールポイントは、さっきのお話しに出てきたものですかね?

Y先生:
そのくらいです。

吉永:
じゃあ最後に、この音声を聞いている方とか、受験生とか親御さんも聞いているんですけど、メッセージをお願いします。

Y先生:
私は桜蔭中高を出て、鉄緑会に行って、理科III類に受かるって言う、王道の道を通って来たんですけど、その道を経験したからこそ言える中高一貫校の勉強の仕方だとか、あと鉄緑会ならではの受験のアプローチとかが教えられるのが私の売りかなと思っているのと、後は私は部活もしっかりやりながら勉強も両立したので、そこのアドバイスだとか、あとは受験は結局は精神勝負だと思ったので、その精神面でのアドバイスが出来るのかなと思っています。

吉永:
Y先生、どうもありがとうございました。

Y先生は、2023.6.15現在、家庭教師の生徒さんは、募集していません

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